中学受検合格の息子が「役に立った」というドラえもん学習マンガ・ベスト3

都立中高一貫校に合格できた息子。

彼は本は全く読まないのですが、マンガは別でした。自宅にあるマンガを好きで読んでいるうちに、さまざまな知識を蓄積していたのです。楽しみでやっていることが結果的に勉強になるって、とてもラッキー!

彼にそのことについて聞いたところ「ドラえもんのマンガが、受検勉強にも役に立った」とのことなので、自宅にある本を全部出して、「特に役に立ったベスト3」を聞いてみました。

彼曰く、「4~5年生の頃に一番読んでいた」とのことでしたので、良かったら参考になさってください。

彼にベスト3を考えてもらっている時の写真です。最初は貰い物の古いマンガ数冊しかなかったのに、息子の「次はこれ読みたい」というリクエストに答えるうちに、ここまで増えました・・。

目次

第三位:ドラえもんの社会科おもしろ攻略 日本の産業がわかる

まず3位はこちら!「ドラえもんの社会科おもしろ攻略 日本の産業がわかる」です。

ドラえもんが道具を出すように、掲げてくれました。

彼はこの本を、桃太郎電鉄というゲームとリンクさせて、日本の産業について楽しく覚えられたとのことでした。

例えば漁獲量の推移から、なぜ日本の漁獲量が世界1位から4位に落ちたのか、などを歴史的経緯も含めて学んでいたのです。漁獲量の問題は適性検査でもよく見るので、理解しやすかったことでしょう。適性検査のグラフ問題の練習にもなっていたようです。

今回この本について聞いた時、「日本の産業にはこういった問題があって、こういう解決方法がある」というところまで即答できていたので、適性検査の銀本や過去問で学んだことも身に付いているのでしょう。そういったことを、楽しく学ぶきっかけになったのが、この本であったようです。

この本はご近所の方に頂いたもの。かなり古くて今は絶版になってしまっているようです。

いま書店では、最新の改訂版が買えるようです!記載されているデータも新しいものに更新されているでしょう!

日本の地図や産業については、桃太郎電鉄(任天堂Switch版)というゲームがとても役に立っていたようです。受検生なのにがっつり遊んでいたもの・・。

第二位:ドラえもんの小学生らくらく勉強法

第二位は、ドラえもんの小学生らくらく勉強法です。

本人曰く、「継続的に勉強するにはどうしたらいいか」「何時に寝ると良いか」など、勉強方法や生活面で意識するべきことを学んだ、とのことでした。

例えば「9時に寝ろ」と親には言われるけれども、この本では「9時に寝るとなぜ良いのか」を論理的に教えてくれたそうです。復習の重要さとか宿題が復習に有効なことも、エビングハウスの忘却曲線などを使いながらロジカルに教えてくれるから、納得して実践していたとのことでした。

また、のび太くんがアンチパターンを見事に演じていて、親に「これをしなさい」と言われるより、「こうしないとこうなっちゃうんだ」と分かることも良かったのだとか。

「9時に寝なさい」「復習しなさい」のような「しなさい」系を子供にやらせようとしますが、ほとんどやってくれませんよね。今回のマンガの話を聞いて、親として、ちゃんと理由を付けて納得させるという手間を惜しんでいたのかもしれない、と感じました。

この本はギャグマンガという体ながら、子供に納得させるだけの論理をちゃんと伝えていたのですね。本当にこのマンガの存在に救われました。

勉強のやり方や考え方を理解していることは、本人が自主的に勉強するために必要です。親から見ると、息子の自宅学習に最も重要なマンガであったと感じます。

なお息子は、頂いたこちらの古いほうを読んでいました。

いまは新しく、絵もキレイなマンガに変わっているようです。4年生の娘のためにこの新しい方を買ったのですが、今のところ彼女は全く興味がなさそうでした・・。

第一位:日本の歴史がわかる―ドラえもんの社会科おもしろ攻略

栄えある第一位は、日本史のマンガ「社会科おもしろ攻略 日本の歴史がわかる」です。

本人曰く、「笑いながら読んでいるうちに、日本史が好きになった。読んでいたのは5年生までで、その後は日本史のマンガに移った」とのことでした。ドラえもんならではの、タイムマシンを使ってその時代に行って見せてくれるのが気に入ったようです。

源平合戦や織田信長など、名前だけ知っているような曖昧なことが、この本でわかるようになったのだとか。

彼はこのマンガがきっかけで日本史が好きになり、より詳細な日本史マンガに移りました。更に日本史を深く知ることができたようです。ただ「ドラえもんの歴史を読んでなかったら、日本史のマンガは理解できなかったかも」と言っていたので、簡単で楽しいマンガが、良い入り口になってくれたようです。

6年生から学校の授業でも日本史を扱ったのですが、歴史的人物を調べて発表するなどの宿題にも毎回積極的に取り組んでいたので、報告書対策にもなっていたはず。本当に役に立ってくれました。

息子が読んでいたのは、この古いバージョン。

最新のは、3巻に分かれているようです。

6年生からは、こちらの書籍を繰り返し読んでいました。

角川さんの日本史の本、息子が受けた学校では歴史の出題はほとんど無いのですが、教養や視野の広さを持つために役に立ったと感じています。

まとめ

今回、都立中高一貫校受検で合格した息子が、「勉強に役立った」というドラえもん学習マンガ3つをご紹介しました。いずれも「面白くて笑っているのに、知識が学べる」ということで、気に入って繰り返し読んでいたようです。

これらの本は元々は頂いたもので、リビングの本棚に入れていたところ、彼は勝手に手に取って読んでいました。

ただ、これは人によるようです。

長男に関しては、本人が楽しみでマンガを読んでいるうちに知識が付いてくれたという理想的なパターンでしたが、いま4年生の長女には全く響いていないようで、一度も手に取ったことはありません。マンガそのものは好きそうなんですけどね。

マンガで勉強も、本人が好きかどうかによって成果は異なるようです。

今回ベスト3とは言いましたが、他にも役に立った本もたくさんあったとのことです。お子さまがこういったマンガが好きならば、本人が気に入りそうな本を一度読ませてみてはいかがでしょうか。気が付くと、マンガきっかけで様々な知識を身に付けているかもしれませんよ。

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