【塾なし】公立中高一貫校受検の作文対策として「ブンブンどりむ」は有効?特徴とは?

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この記事では、公立中高一貫校受検の作文対策として、「ブンブンどりむ」さんというサービスについてご紹介しています。

作文って試験全体の2〜3割を占めるものなので、対策したいところ。

ですが作文って、計算問題などと違ってはっきりとした答えがないので、親が子供に教えようと思っても難しいですよね。

そこで次のようなパパさんママさんに向けて、ブンブンどりむさんのサービスは有効か?をまとめました。

  • どのように作文を教えたら良いか、添削すれば良いのか、わからない
  • 子供を公立中高一貫校受検させたいのだけど、作文が苦手そう
  • 子供の作文が下手すぎて、怒ってしまう。子供が作文を嫌いになってしまいそう
  • ブンブンどりむって名前は聞いたことがあるけど、自分の子に合うか知りたい

ちなみに私はWebライターという仕事をしていて、文章を書いたり触れたりする機会が多くあります。また、息子の作文のサポートをしたところ、適性検査Ⅰ(作文)で高得点(100点換算で75点)を取ってくれました。

公立中高一貫校の作文対策についても成果を出したライターの視点から、ブンブンどりむさんのサービスについての紹介しています。

ブンブンどりむが公立中高一貫校受検に役立ってくれるものなのか、どのようなご家庭にオススメできるのか、お伝えしますね。

結論としては、受検作文対策としても有効です。

そしてブンブンどりむさんのサービスが向いているのは、次のようなご家庭です。

  • 作文の書き方や考え方など、基本部分について学ばせたい
  • 思考力・判断力・表現力などの力も育みたい
  • 子供に作文を好きになって欲しい

一方で、公立中高一貫校受検の作文対策としては、次の点はブンブンどりむさんだけでは不足しそうです。

  • 作文を書く量が不足する
  • 志望校に特化した対策はできない

どのように活用すれば、親の負担を少なく公立中高一貫校作文対策に活かせるのか。

詳細について、紹介します。

目次

ブンブンどりむの作文添削の流れ

まずは、ブンブンどりむさんのサービスについて説明しましょう。

ブンブンどりむさんは、作文をメインとした通信教育サービスです。
小学1年生コースから6年生コースまで、学年ごとにカリキュラムが組まれています。

ブンブンどりむさんのサービスは、例えば6年生コースであれば、公立中高一貫校受検を見据えた次のような流れになります。

引用元:https://www.bunbun-dorimu.net/study.html

端的にまとめると、次のような流れです。

  1. 月末に教材が届く
  2. 届いた副教材などで勉強をする
  3. 毎月25日に「模擬テスト」を提出する
  4. 2週間後に届く添削を確認して、作文力向上に活かす

1~5年生のコースでは作文の提出は「課題提出」として、毎月5日と25日の二回行われます。

6年生になると課題ではなく「模擬テスト」という名目で、月に1回のみの提出。ただし適性検査の作文問題を見据えた本格的な内容になります。

②にある副教材で作文に必要な知識や技術、考え方などを学びながら、月に一度本番とも言える模擬テストを受けられること。

その模擬テストに対して添削を受けられるので、その内容から作文の書き方をブラッシュアップします。

これが、ブンブンどりむさんのサービスの流れになります。

ブンブンどりむを使うことでできる、公立中高一貫校受検対策とは

ブンブンどりむさんのサービスの特長から、どのような点で公立中高一貫校受検対策になるか、確認しました。

作文について、ある程度お任せできる

「忙しかったり、作文に自信の無いパパさんママさんでも、作文の基本に関してはお任せできる」。ブンブンどりむさんの教材やカリキュラムを確認して、そう感じました。

作文の基礎は1日10分程度のテキストで学ぶことができ、さらにその成果として月に一本、「模擬テスト」という作文を送って添削を受けられます。

それも公立中高一貫校受検を目指した内容なので、そのカリキュラムに沿って学んでいれば力はつくはず。

親は作文について教えたり添削したりする必要はなくて、添削された内容を一緒に確認して、お子さんがしっかり身に着けられるようにサポートをすれば良いのです。

※ただし、後述しますが志望校対策(過去問)は、親が添削してあげる必要はあります。お子さまと一緒に、返ってきた添削結果を見て、「作文で目指すもの」を勉強しておきましょう。

毎日忙しく大変な私たち親ですが、作文に関して書き方や添削をお任せできることで、かなりの負担を減らせます。

作文を好きにさせてくれる

ブンブンどりむさんが目指しているのは、作文を好きになってくれる指導です。

タリジリ

これがこのサービスの最大のポイントかと思います!

作文の書き方を学ぶインプットと、実際に書くアウトプット、その両方が子供にとって嬉しいものになっています。

まず、アウトプットについてからご紹介します。

提出した作文に対して「ほめて伸ばす」添削

作文は書いただけでは力がつきません。

第三者の目を通して添削を受けることで、自分の作文を客観的に見て修正できるようになります。

その大事な添削、ブンブンどりむさんが売りにしているのが「ほめて伸ばす」指導。

ブンブンどりむさんの添削には、ところ狭しと添削者のメッセージがたくさん書き込まれます。

引用元https://www.bunbun-dorimu.net/guidance.html

その内容は、「褒めること」や「子供がこの文を書いたときの心情に寄り添うこと」を意図したもの。

自分の頑張ったことをしっかりと受け止めて、肯定的にたくさんのメッセージをくれるわけですから、嬉しい気持ちになりますよね(私も見習わなければ・・)。

その中に改善ポイントがあることで素直に受け入れることができる。

それによって作文の力が付くので、ますます楽しくなってくる。そしてそれをまた褒められる。

タリジリ

こんなループに入れたら、作文が好きになりますよね!

公式サイトによると、通信教育にもかかわらず、作文の提出率は80%にも及ぶのだそうです。それぐらい、子供たちが前向きになれているのでしょう。

作文が好きになってくれて、前向きな気持ちを作ってくれる。

これも「褒める指導」を特徴としているブンブンどりむさんの良い点です。

作文の書き方はマンガで読みやすく学べる

作文は、書くというアウトプットと並行して、「書き方を学ぶ」というインプットが必要です。

このインプットがカリキュラムとして準備されている上に、マンガ型式になって子供にも読みやすい内容になっているのも、子どもにとってはとっつきやすいと思います。

このテキストは毎月送られてくるのですが、作文を構成するのに必要な以下について書かれています。

  • 書く力
  • 想像力
  • 読解力・記述力
  • 思考力

私も、作文は書く力の前にこれらの力が必要だと考えていて、次の記事にまとめていました。

>>【親塾】公立中高一貫校の作文「何を書けばいいの?」を無くすために必要な力とは?【作文】

作文は書く前に「何について聞かれているのか」「何を書くか」「どう書くか」を考える力が必要です。

これらについてもマンガを使ってわかりやすくインプットできる、それがブンブンどりむさんのメリットです。

作文だけでなく、公立中高一貫校受検全体の底上げになる

ブンブンどりむさんの教材に取り組むことで、作文だけではなく、公立中高一貫校受検の土台となる力がつくことが期待できます。

公式サイトでは「ブンブンどりむは総合的な学力が付く教材」としていて、国語力を付けることで他教科の成績も向上するという狙いもあるのです。

タリジリ

これは、私も同意見です!

作文の教材で「思考力・判断力・表現力」を伸ばすと共に、副教材は次の力を育む教材となっています。

  • 漢字・語彙力
  • 論理的記述力
  • 問題解決能力
  • 時事問題対策読解力

これらの力こそ、適性検査の基本方針と合致しているのです。

例えばこちらは都立小石川さんの、適性検査問題の出題の基本方針ですが、1の(2)には「思考力や判断力、表現力等、小学校での教育で身に付けた総合的な力」を見る、と書かれていますね。

多くの公立中高一貫校の方針に、これらの力を重視することが明記されています。

※なお、これらが重視される理由は、文科省の学習指導要綱にあるからです。

ブンブンどりむさんを使って身つけた力は、適性検査問題を解くためにも力になってくれるはずです。

ブンブンどりむでは足りない点

公立中高一貫校受検に向けた作文対策として、ブンブンどりむさんのカリキュラムだけでは足りない点がありました。

その内容と、どのように補填するかの方法を紹介します。

6年生になると、月に一本だけ

1~5年生までは、作文の提出は月に2回あります。

ところが、最も作文を書く必要がある6年生になると、月に一本になってしまいます。

6年生は、特に作文が苦手な子は、毎日でも作文に取り組みたいところ。作文を書くのが月に1回では正直少ないな、と感じました。

ただその一回分は、読解問題も含む公立中高一貫校受検の適性検査Ⅰ(作文問題)に適応した型式になっています。

具体的には、次のようなポイントです。

  • 本文を読んで、解答する(読解力育成)
  • 作文以外の国語的問題(適性検査1でも2問ほど出題される学校が多い)
  • 作文を書く

作文だけではなくて、適性検査Ⅰに出題される国語力や読解力も出題されてその添削も受けられるのは、通塾していないご家庭では大きなメリットではないでしょうか。

教材としてはよい。

ただし、回数が少ない。

そこで、月に一回の提出で、作文だけでなく適性検査Ⅰ全体について添削で学ぶ、これを軸とする。

その前後の時期は、受けた指摘を復習しながら毎日コツコツと作文の練習する、のが良さそうです。

我が家が成果を出せた具体的な作文の勉強方法は、下記記事にまとめています。併せてご参照ください。

志望校に特化した内容ではない

ブンブンどりむの作文は、志望校に特化したものではありません。

適性検査Ⅰは、学校によって特色があります。

例えば、都立の型式だけでも以下のようなパターンに分かれています(2022年検査)。

  • 2つの長文から、それぞれの読解問題と2つの長文から1つのテーマで作文(都立共通など)
  • 1つの長文問題から、読解問題と1つのテーマで作文
  • 詩が出題(都立三鷹など)

物語文が使われたり哲学的な思考が必要な文章など、型式だけではなくて扱われる本文の内容も学校ごとの傾向があります。

なので、適性検査対策としては、志望校に合わせて特化した準備が必要になるのです。

ですが、ブンブンどりむは幅広い小学生を対象とした通信教育なので、問題も一般的なものになります。

志望校の出題傾向に特化した練習はできないので、これだけに頼っているだけでは本番の適性検査では対応できない場合もあるでしょう。

ただ、志望校にの出題傾向の準備は直前期に行われます(我が家では2カ月前から)。

そして、それまでに作文の基本的な力が付いていなければ、そのそも志望校対策もできません。

ブンブンどりむは正しい添削を受けて基礎的な力を付けるため、そして作文を好きになるために活用して、志望校特化対策のベース作りを目的とするのが良いと思います。

志望校対策は、過去問を使います。

過去問の作文問題を書かせて、そこまで添削で受けたアドバイスを守って書けているか、確認しましょう。

お子様の作文を添削する具体的な方法については、別記事にまとめております。

こちらは基本編なのですが、併せてご参照ください。

月謝が少し高額

これは作文に関しての話ではないのですが、ブンブンどりむさんのサービスは、他の同じようなサービスに比べると少し月謝が高い傾向にあります。

下の表は、代表的な公立中高一貫校の作文対策を行う通信教育の比較です。ブンブンどりむさんのコースは、他のサービスに比べて若干高いことがわかりますね。

ブンブンどりむ進研ゼミZ会
コース名6年生対象コース考える力・プラス講座5・6年生公立中高一貫校作文
毎月払い5,445円4,493円3,300円
6カ月一括5,203円4,493円3,135円
12カ月一括4,972円4,268円
※卒業までの一括払い
2,805円
月謝(税込み)

ただ、この中でブンブンどりむさんだけが作文に特化したサービスです。

“全国有名塾に通う子どもたちの作文を20年以上にわたって指導し、高い評価を積み上げてきた確かな実績”を売りにしています。

また、”褒める”を重視した指導によって作文が好きになってくれると本人の伸びが違いますし、その後の志望校対策への準備には有効なのです。

質の高い添削担当を雇うには、サービスが高くなってしまうこともあるでしょう。

ブンブンどりむさんの特長を見て子供に合いそうであれば、月謝の差以上の成果につながるかもしれません。

作文を書けるようになるために「ほめる」は大事

ここで、ブンブンどりむさんが最も重視している「ほめる」ということに関して、親塾を続けてきて感じたことを紹介させてください。

タリジリ

本人が前向きになること。
これが作文を書けるようになるためには、本当に大事だと考えています。

作文に限らずですが、いくら教えようとしても本人が自ら「上達したい」と思ってくれないと、身に付かないからです。

親が作文を教えようとすると、どうしても厳しい目になってしまいがちではないでしょうか。

「最も身近で、本当に本人のことを考えているからこそ」なのですが、できていないところに目がいってしまい、ダメ出しが増えてしまいませんか?

大人は、目標に対して逆算して判断しがち。

目標が「あの難しい公立中高一貫校の作文に合格する」と考えてそこから残りの日数で逆算すると、至らないところがたくさん目についてしまうのです。

タリジリ

本人の性格なども分かっているからなおさら物足りなさをかんじてしまったり・・してしまいますよね。

そのような状態で親が添削するとどうなるでしょう。

拙い文章の欠点ばかり気になって、至らない点ばかり指摘してしまうのではないでしょうか。。

作文は、一本書くのにも本当にエネルギーを使います。

考えて、苦労して書いたものがその都度ダメ出しされる。

「ここを直せ」「前回も言ったはず」「これじゃ合格レベルじゃない」などと言われると、作文を書くのが嫌になってしまいます。

タリジリ

私もこれ、やってしまっていました・・。
気づくまで時間がかかってしまい、息子には申し訳なかった。。

こうなってしまうと親が一生懸命であればあるほど、作文は子供にとって辛いものになってしまいます。

そして、作文が嫌いになってしまうと量が書けないので、結果として全く伸びません。

本人が「これってどうすればいいんだろう」「こうやってみたらどうかな」「前に使ったこの書き方、ここでも使えるな」と、自分の中で上達する意識を持って蓄積していなければ、いくら頭ごなしに方法だけ教え込んでも書けるようにはならないのです。

でも、親としてはどうしても厳しい目になってしまう。

そのような場合に、救いになってくれるのが通信教育です。

客観的な視点から指導してくれる通信教育を受けることで、直接子供に向き合わなくて良い(ある程度口出しせずに任せる)こと。

そして添削の結果から同じ方向を向いて、親子で一緒に作文の上達を目指せるためです。

特にブンブンどりむさんのサービスは「ほめる」を特徴としているもの。

これまで20年にも渡る作文の指導実績から、たくさんの子どもを見ています。

なので自分の子の悪い点ばかりでなく、他の子に比べた良い点にも気づいてくれるはず。

その上でほめてくれることで、説得力のあるポジティブなメッセージを子供に伝えてくれるのではないでしょうか。

だからこそ、8割という提出率を誇ってるのでしょう。

「ほめる」を特長に押しているブンブンどりむさんのサービスは、その点でとても良いと感じました。

もちろん、お子様や家族との相性が良ければ、という話ですが、合うようならぐんぐんと作文が好きになってくれるサービスかもしれません。

一度試してみたいという方には、ブンブンどりむさんでは無料体験ができます。まずは無料でサービスを試してみるのはいかがでしょうか。詳しく知りたい方は、下記公式サイトからご確認なさってください。

なお、春の入会キャンペーンも実施中です!

まとめ:ブンブンどりむは受検作文にも、それ以外にも有効!

この記事では、ブンブンどりむさんの作文サービスについて紹介しました。

丁寧でほめるを特長とした添削サービスや、副教材で作文の書き方だけではなく「考える力」も学べるサービスで、ブンブンどりむさんをオススメするのは、次のようなご家庭です。

  • 子供に作文を好きになって欲しい
  • 作文の基本部分について学ばせたい
  • 思考力・判断力・表現力などの力も育みたい

一方で、公立中高一貫校受検の作文対策としては、次の点はブンブンどりむさんだけでは不足しそうです。

  • 作文を書く量が不足する
  • 志望校に特化した対策はできない

作文を教えたり添削するのは難しいので、作文の基本部分を学ばせてあげる場合、それに伴って考える力なども育んであげたい場合、ブンブンどりむさんは良さそうですね。

ただ、親も一緒に添削の結果を見たりして、「作文の書き方」「どのような作文が良いのか」「どういうことが褒める対象になるのか」なども子供と同じ向きで学ぶことで、作文の量を書く時期や志望校対策についてはサポートが必要になりそうです。

この記事が参考になれば幸いです。

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