【塾無し】中学受検(受験)の算数が楽になる!覚えちゃいたい計算一覧【親塾】

この記事では算数の計算を速く正確にするために、覚えちゃうのがオススメの定番の計算をご紹介します。

よく出てくる計算は、前もって暗記してしまうことがとても有効です。
計算そのものの時間を短縮できますし、計算ミスも減らせるようになるためです。

塾などに通っていると教わることだと思うのですが、親塾などでこういったものを暗記するということすらご存知ないかたも多いのではないかと思います。

タリジリ

私も、途中まで全く知りませんでした。。

これって、知っているのと知らないのとでは圧倒的に計算の効率が変わります。もしご存知なかったなら参考になさってください。

5年生以降で計算が遅いお子様、または算数に苦手意識があるようなお子様には、まずはこのページで紹介している計算を暗記させるだけでも効果は感じられるのではないかと思います。

息子も、下記のような計算を単語帳を使って覚えて以来、圧倒的に計算のスピードがアップしました。

計算暗記用の単語帳
最初は私が作ってあげましたが、その後自分で増やしているようでした。

今回の記事では、息子が使っていた単語帳の中からピックアップしたもののご紹介です。

以下、それぞれの項目ごとにテーブルがあって、左右に数字が書いています。

単語帳を使う場合は、左の数字を表に、裏に右の数字を書くと良いかと思います。

タリジリ

それでは行ってみましょう!

目次

平方数

平方数とは、同じ数同士を掛けたもの。

正方形の面積などで使います。

11 ✖️ 11121
12 ✖️ 12 144
13 ✖️ 13169
14 ✖️ 14196
15 ✖️ 15225
16 ✖️ 16256
17 ✖️ 17289
18 ✖️ 18324
19 ✖️ 19361

円周率

円周率、つまり3.14の掛け算を覚えてしまう作戦です。

適性検査でも円形の問題は頻出。

これを暗記すると、円の面積も堆積も計算が速く正確になるので正解率が上がるだけではなく、勉強の時からよりたくさんの問題を解けるようになりますよ。

2 ✖️ 3.146.28
3 ✖️ 3.149.42
4 ✖️ 3.1412.56
5 ✖️ 3.1415.7
6 ✖️ 3.1418.84
7 ✖️ 3.1421.98
8 ✖️ 3.1425.12
9 ✖️ 3.1428.26

分数⇆小数

小数は分数に置き換えることで、計算が速くなります。

ここでは、置き換えの定番を挙げていると思いますが、単語帳に追加できるものがあれば、どんどんと増やすようにお子様に勧めてみましょう。

この項目に関しては小数→分数ができれば良いのですが、まれに分数を小数に変える方が通分の手間が省けて計算が速くなることもあるようです。

7/80.875
3/40.75
5/80.625
3/80.375
1/40.25
1/80.125
1/160.0625
1/250.04
1/1250.08

乗数

息子曰く、乗数も覚えていると便利に思える時があるそうです。

わかりづらくて申し訳ないですが、”2^3″は、”2の3乗”という意味ですので、単語帳には正しく書かせてあげてください。

「2〜9までの3乗までは覚えておいた方が良い」というのが息子の意見でした。

2の3乗の単語帳
2^3はこう書きます。
2^38
2^416
2^532
2^664
3^327
4^364
5^3125
6^3216
7^3343
8^3512
9^3729

最小公倍数

最小公倍数も、暗記が有効です。

分数の通分に利用できるだけではなく、公倍数そのものを使う場合もあります。

この表の見方は、左にある「二つの数字の最小公倍数」が右に書いています。

例えば左に”4,6″と書かれていたら、単語帳のオモテには”4と6の最小公倍数”のように書くと良いかと思います。

※ここにそれを書くと文字だらけで見づらくなったので、数字だけ書かせていただいています。

最小公倍数 暗記 単語帳
8, 18の場合、こんな感じに書き換えてください
4, 612
6, 918
6, 824
8, 1224
4, 1428
6, 1030
6, 1530
10, 1530
9, 1236
8, 2040
6, 2142
9, 1545
12, 1560
12, 2060
15, 2060
9, 2163
8, 1872
12, 1484
12, 2884
15, 1890
20, 35140
20, 45180

三角数

三角数の問題は、適性検査型算数の問題でよく出てきます。

「まずは1〜10までで良いので、覚えておくと良い」と息子に言われまして、急遽追記しました。

1 + 23
1 + 2 + 36
1 + 2 + 3 + 410
1 + 2 + 3 + 4 + 515
1 + 2 + 3 + 4 + 5 + 621
1 + 2 + 3 + 4 + 5 + 6 + 728
1 + 2 + 3 + 4 + 5 + 6 + 7 + 836
1 + 2 + 3 + 4 + 5 + 6 + 7 + 8 + 945
1 + 2 + 3 + 4 + 5 + 6 + 7 + 8 + 9 + 1055

まとめ

この記事では、暗記することで計算の効率があがる数をご紹介しました。

息子は、この覚えるのが楽しかったらしくて、自分でも増やし続けて6年生が終わる頃には単語帳3つほどに増えていました。

単語帳はノートを開くよりも簡単なので、算数に限らず、なかなか覚えられないもはどんどんと書いてトイレにでも置いておくと、繰り返し読み返す中で覚えられるようになるかもしれません。

単語帳だけで覚えるのは大変です。何度か読んでみたあとには、実際に算数の問題を解くときに思い出させてあげましょう。アウトプットの時に「あれ、なんだっけ?」と思い出せない経験の後に復習することで、記憶も定着しやすくなります。

なお、私が暗記の必要性に気づいて参考にさせていただいた本は、こちらです。

この記事に書いているような暗記項目だけではなく、さまざまな計算を速めるテクニックを教えてくれました。

中学入試計算名人免許皆伝―計算問題が速く確実に解けるようになる本

ただ、公立中高一貫校の算数では、この本の全ての理解までは不要だと思います。お子さまが好きなようであれば、手にとってみるのはいかがでしょうか。

タリジリ

うちの息子は算数が好きなので、自分から読んでいましたよ。

なお、この本には切り取り式の「計算カード」が付いています。

切り取るのが面倒でなければ、単語帳で作るのは不要!

ハサミで切り取る必要があるので私は単語帳を使いましたが、この本のものを利用することもできます。

適性検査は短時間で多くの問題を解かなければいけません。息子にとっても、これらの暗記は合格に不可欠でした。

ぜひ親子で協力して、まずはこの記事の項目の暗記にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

楽しく頑張ってください!

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