カラーテスト、やりっぱなしじゃもったいない!公立中高一貫校受検への活用法

公立中高一貫校受検を考えていらっしゃる保護者の皆さま、こんにちは。

みなさんのお子さまは、学校のカラーテストでは点が取れていますか?

カラーテストってなに??

いつも70点ぐらいは取れているみたい

なんとなく取っておいて、学年終わる時に捨ててた

という保護者の方も多いかと思います。わかる・・わかりますよ。学校から渡される大量の書類の中のひとつ程度の立ち位置ですよね。私もぜんぜん興味がありませんでした。80点ぐらい取れていたら褒めるぐらいの。

ただし、このカラーテスト。公立中高一貫校受検を意識してから、とても大事なものになったのです!

うまく利用すると、お子さまの学習にと〜ってもプラスになるんですよ。

そしてなにより、公立中高一貫校受検にも有利になるんです。

タリジリ

我が家ではカラーテストを上手く活用して、合格に繋げることができました。

この記事では、お子さまの公立中高一貫校受検を検討されている保護者に向けて、

  1. カラーテストってどのような立ち位置のテストなのか
  2. カラーテストってどのように活用できるのか
  3. カラーテストを活かした効果的な勉強方法

について、我が家の例をご紹介しています。

この記事の内容を、動画にもしています。ラジオ感覚でお聞きになりたい方は、こちらもご利用ください。

目次

カラーテストってなに?

最初に、カラーテストってなんなのか?について説明しましょう。

小学校のカラーテストとは

カラーテストというのは、小学校で受けるこのようなカラーの(白黒ではない)テストです。

娘が10000点とってるものを、わざわざ用意してくれたので、写真撮らせてもらいましたが・・。ここで役に立ちました(笑)

さてこんなテスト、時々お子さまが持って帰ってきますよね。

このテストで何点とったのか。気にされたことはありますか?

公立中高一貫校受検をご検討の保護者の方には、今後ぜひ注目していただきたいのです。

では、カラーテストってどんなテストなのでしょうか?

カラーテストの目的

カラーテストが行われるのは、学校でひとつの単元を習った後であることが多いようです。

「単元」とは、たとえば算数なら「わり算」とか「角度」とか、教科書で数ページ分、同じ内容を勉強しますよね?

それが単元です。

そしてテストの内容としては、その単元の範囲の問題が出題されるもの。

つまりカラーテストの目的は、今回の単元を理解できたかどうかを確認すること、なのですね。

授業をしっかりと受けて内容を理解していれば、高得点がとれるテストなのです。

クラス全体で平均が85点となるように作られているとも言われています。

カラーテストでわかること

カラーテストで高得点が取れていれば、学校で習う授業の内容を理解していると言えます。

一方それに満たない点数が多い場合、授業の内容が理解できていないとか、授業について行けなくなっている可能性があるということ。

つまり、カラーテストの得点によって、授業への理解度を測ってあげられるわけです。

なのでカラーテストの点数を確認してあげることで、仮に低い点数を取ってきた場合には、その単元が苦手であることや理解できていないとわかるので、その穴埋め対策をしてあげられるというわけです。

このように、定期的に授業の理解度を測るために利用できるカラーテストですが、我が家ではそれ以外にも利用していました。

そんな我が家の取り組みを紹介いたします。

【カラーテスト活用法】受検生は毎回100点を目指そう!

公立中高一貫校合格を目指している受検生の場合、ぜひこのカラーテストを有効活用すると良いと思います!

我が家では、こんな目標を立てて活用しました。

むすこ

カラーテストでは常に100点を取る!

これだけです。これは結構難しい。

でも、これを本気で狙うことで様々な効果があったんです。

カラーテストで100点を目指す意味や、メリットについて紹介します。

集中して授業を受けられる

カラーテストでは授業の理解度を測ることができます。

なので100点を取るためには、授業をしっかり理解できていることが必要ですよね。

なので、100点を目指して授業に集中できること。

塾なしである我が家では授業での理解を最重視していたので、自然とその意識が高まるこの目標はマッチしてくれました。

なお授業を大事にしたことは、息子が合格を頂けたことにも多大な影響を与えてくれたと感じています。

詳しくは別記事にまとめていますので、ご興味があれば併せてご一読ください。

授業を集中して受けて、理解すること。それを確認するために100点を目指すのは効果的でした。

因みに、公立中高一貫校受検の筆記試験である適性検査は、基本的に試験範囲が小学校の学校で習うところまでです。

なので、授業で習うことが試験範囲の知識ということになります。

100点を目指して真剣に授業を聞けることは、適性検査の試験範囲を学ぶこととも一致します。

些細な間違いや苦手に気付ける

100点を狙ったうえで×が合った場合、この内容を分析することで弱点克服につなげることが出来ます。

100点を目指すからこそ、たった一問のミスに注視できるようになるんですね。

例えば、漢字が分からなかった場合や、単元の理解ができていないことがわかった場合など、ピンポイントで教えてあげられるのです。

100点を狙うからこそ、見落としそうな弱点に気付いて、その都度克服できるのです。

ケアレスミス対策ができる

授業の内容を理解できていても、100点を取ることは簡単ではありません。

どうしてもケアレスミスをしてしまうからです。

特に算数では多いですよね。

ひっ算するための式を間違えて書いてしまったりとか、算数の式は正しく立てていて答えも合っているのに、回答欄に書く数字を間違ってしまったりとか。。

どうしても起きてしまうのです。

100点を目指すという目的には、このケアレスミス対策を身に付けよう!という意味もあるのです。

ケアレスミスを避ける取り組みは、いずれ志望校の受検本番に通じます。

通塾していれば、テストが多くあってケアレスミスに気付ける機会も増えるかもしれません。

通塾無しの場合、一回一回のカラーテストが貴重なのです。カラーテストで100点を取る。イコール、いったミスをしないように意識させることで、ケアレスミスに注意する習慣をつけることができるのです。

実際、4年生の長女はまだケアレスミスがかなり多いですが、同じころうっかり野郎だった長男は、検算する癖をつけることや、繰り返したミスを覚えていて、しっかり確認できるようになりました。

報告書にプラスになる

公立中高一貫校受検にとって、報告書の点数はとても重要です!

報告書というのは、学校の成績(5~6年時が一般的)を点数化したもの。
受検の際には、筆記試験の他に、報告書の点数が2~3割を占めるんです。

そのため、学校の成績が良いことは受検に有利になるのです。

カラーテストで100点を目指すということは、テストで高得点である、ということなので成績は上がります。

さらに、授業をしっかりと聞く姿勢の評価も高まるので、こういった点も報告書には有利になりますよね。

なお、報告書についてはとても重要なので、別の記事にまとめました。ご興味があれば、併せてご確認ください。

以上のように、カラーテストで100点を目指すことで授業から得られることや、テスト対策、成績等々のメリットがあって、これらは特に公立中学受験にとっては大きいと考えています。

カラーテストで100点を取るには?

では実際に、100点を取るにはどうすれば良いでしょうか?

我が家で行った取り組みについて、ご紹介します。

まずは授業を集中して聞かせること

やっぱり授業をしっかりと聞くことが一番大事かと思います。

タリジリ

何度も書いてしまってすみません・・。
ですが本当に大事だと思うんです!

特に親塾の場合、先生に教われる時間というはとても貴重なもの。

授業を大切にすることは、しっかりと意識させてあげましょう。

どうせやるなら宿題も大切に

学校の宿題も、集中してやらせてあげましょう。

宿題は、授業で習ったことの復習になります。

宿題なんてどのみちやらなければいけないのですから、どうせなら身につけたいですよね。

例えば “漢字を一列書く” なんて宿題ひとつとっても、もしかしたらカラーテストにこの漢字が出るかもしれません。

全問正解することを目指すと、覚えた方が良いという意識になれるかも。

こうなれば、ただマスを埋めるだけのものではなくなりますよね。

宿題の時点で覚えちゃえば、本格的に受検勉強を始めた時にも有利になります。

教科書ワークを使う

学校で使っている教科書の内容、そのままを使った問題集があります。

それが教科書ワークと言われるものです。

教科書と同じレベルなので復習にも使えるし、カラーテスト前の腕試しにも使えますよ。

特に理科社会などの暗記系では、しっかりと授業を聞いていても忘れてしまうこともあります。

また、授業で聞いていないこと角度から問題が出されることもある。

その対策として、いちどカラーテストの模試のようなつもりで教科書ワークをやっておくことで、失敗を減らせます。

息子が通っていた小学校では、カラーテストがある場合、前日までに先生がテストをすることを教えてくれていました。

そのため、教科書ワークでテスト範囲について復習できていました。授業は真面目に聞いていたであろう息子でも、理科などの知識問題では1〜2つ間違いがあったので、それを学び直してテストを受けることができていました。

100点を狙うには、とても良い教材です。

親のかかわり方

カラーテストで100点を目指す効果についてここまで書いてきましたが、これは本人だけに意識させるだけでは本気にさせることはできません。

親も本気でフォローして、親子の共通の目標として一緒に取り組むことで、本気度が上がると思います。

そして親が効果的にフォローできることって、沢山あるんですよ!

ここでは親ができるフォローについてまとめてみます。

たくさん褒める

100点を取った時、とにかく褒めます!褒めちぎります!!

タリジリ

褒める上に親も喜ぶのです!

どれぐらい喜んでいるかを表すために、我が家では100点のテストは、褒めたあと壁やホワイトボードに貼っていました(笑)。

私の趣味ブログで紹介した記事があります。よかったら覗いてみてください。)こんな単純なことでも、子供って喜んでくれるんですよ。

ちなみに、まだ100点を目指すまでは行かなくとも、70点が71点になったって褒められますよね!

誰かと比べるのではなく、定期的に行われるテストだからこそ、本人の成長が数字で見えるんです。それを親が認識して、褒めてくれる。これは子供の喜びになるし、モチベーションアップにもつながるはずです。

褒めて褒めて、どんどんと調子に乗せていきましょう!

私の失敗談

さて、ここで私の失敗談を紹介させてください。

100点を取るという目標を親子で掲げ、段々とカラーテストの点数もあがり、100点が取れるようになってきました。そしていつしか「全てのテストで100点」を取れるようになったのです。

タリジリ

私はとても順調に進んでいると思っていました・・。

でもみなさん気づいていますよね。

彼は100点以外のテストを隠していたのです。。私はショックでしたし、一緒に目標としてチームとして同じ方向を向いていたつもりだったので本気で怒ってしまい、怒鳴りつけてしまいました。

そして「もう嘘はつくな!」と約束させたのですが・・そうです、このあと何度もこういった事件が起きてしまったのです。彼は100点を取るというプレッシャーを感じ、取れなかった時に怒ったりがっかりしたりする私の姿を見たくなくて嘘をついていたのですね。

私は「100点を取る」という目標をいつしか押し付けていた、ということだったのです。彼がどんな気持ちでテストを隠していたのか。私は親としての自分の幼さを反省しました。

ですので、100点を取ることを強要してはいけないし、取れなかったからと言って怒ってはいけません。

ポジティブな気持ちで本人が目指し、取れたら嬉しい。取れなかったら親がフォローする。

あくまで勉強を好きになって自信をつけて、受検に活かすための試み。その程度の重さでないといけないと思います。

まとめ

小学校でいつも行われるカラーテスト。

我が家では100点を取る!という目標を目指していましたが、それをきっかけにしてあゆみの成績は本当に上がったんですよ。

塾なしの我が家では、学校で習う基礎的な学力が受検対策にも本当に重要でした。

もちろん100点でなくていいんですよ。

本人に無理なく成長できるような、ちょうど良い目標点を見つけてあげるのがおすすめです。

カラーテスト、ぜひ活用してくださいね!

自宅学習で成果を出すための取り組みもご紹介しています。

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