【親塾】子供が前向きに計算問題を解くようになった促し方

この記事では、子供が自分から勉強したくなるような促し方をお伝えします。。

自分から勉強してほしいんですよね~

公立中高一貫校に塾無しで合格した我が家の息子も、受検勉強を通じてずっと自ら進んでというわけには行きませんでした。でも、小さな自主性が生まれたことは多々あります。

その一つの成功例として、「前向きに計算問題をするようになった」時の方法について、我が家の例をご紹介します。

最初に結論をお伝えすると、「子供の性格に合わせて上手いこと促す」必要がありました。

タリジリ

結果的には、長男も3学年下の長女も、前向きに計算問題に取り組むようになりました!
ただし、その促し方は全く別の方法だったのです。

長女は長男と違い、話を聞いてくれなかったのです・・。

目次

長男と長女の違い

具体的な方法の前に、長男・長女のキャラクターを紹介させてください。

我が家では長男が受検を終えた翌年に、長女が4年生になりました。いわゆる受検勉強を開始してもおかしくない学年です。

4年生になったころの二人は、このような違いがありました。

長男・受検に前向き(志望校の部活に入りたい)
・合格するためには、勉強が必要ということは理解
・算数が好き
・学校の成績は悪い
・代表委員
長女・受検はしたくない
・勉強も別に好きではないし、やりたくない
・ただ、友達の多くが塾に通い出して、気になっている
・成績は良い(きっちりマジメ)
・代表委員

受検に理解と興味を持っていた長男と比べて、長女はどちらかというと勉強は好きではなく、運動や絵が得意なタイプ。受検の存在は長男の姿を見て知っているのものの、「私は受検はしない」と言っています。

ただ、4年生になると仲の良かった友達が皆塾に通いだしたり、嬉々として中学入学の準備をする長男に影響されたようで、「勉強すこしはやってみようかな」という感じになっていました。

ではまず、計算がかなり好きになった長男のパターンです。

長男に計算の大切さを教えるためにやったこと

長男に計算の大切さを教えるためにやったこと。それは、

「なぜ計算ができなければいけないか」について丁寧に理由を伝えること

です。

受検の合格するためには、速く正確な計算が必要であること、を伝えました。

その理由は

  • 適性検査の時間が短いので、計算が速いのは有利
  • しかも、志望校は算数系問題の配点が高い
  • 練習するほど、計算ミスが減る

などなのですが、その必要性やメリットを丁寧に説明したのです。すると彼は「確かに必要だね」と納得して、毎日の計算問題をしっかりとやってくれるようになりました。

この長男の経験から私が学んだのは、次のような教訓です。

「丁寧に説明すれば、子供だって理解できる」。

親としてもこの成功体験から安易に捉えていたのです。

しかし・・この方法は長女には通じなかったのです!

長女が話を聞いてくれない

受検するにせよしないにせよ、長女にもしっかりと計算の重要性を理解してもらいたい。

計算が得意なことは算数のハードルを下げてくれますからね!長男のケースで学んだ通り、4年生になる少し前に丁寧に説明しました。

タリジリ

ところが・・長女は話を聞いてくれないのです。。

算数の話をするのも面倒くさがって、まともに取り合ってくれません。集中して聞いてもくれないし、しつこく話していたらどこかに行ってしまいました。素直な息子はそのまま受け取ってくれたのに・・。

「どういう話し方をしたら、長女にも伝わるかな?」とは考えていたのですが、興味なさ過ぎて話すら聞いてくれないとは想定していませんでした(笑)。そうですよね。別に勉強なんてしたくないんですもんね。

兄妹の性格や勉強に対する気持ちの違いは分かっていたつもりでしたが、考えが足りないことに気付いたいのです。

それでも長女が計算をするようになった理由

出鼻をくじかれた形になりましたが、結果、長女はその後計算に前向きになってくれました。

促し方を変えたところ、成果が出たのです。

促した方法は最も簡単な、褒めることです。

計算問題ではなくても、算数の問題を解くときなどのちょっとした計算の際に、「お、計算速くなってきたね!」とか「間違えなくなってきたね!」と事あるごとに褒めていたんです。

すると、

  • 計算は速い方がいいんだ!
  • 計算は正確なほうがいいんだ!

ということを、わざわざ教えなくても理解するようになってくれました。

また、それとは別に思わぬ変化がありました。自主的に計算にチャレンジするようになったのです。

ホワイトボード 親塾
算数がそれほど好きでない長女、頑張っています!

例えば、算数の文章題の中のちょっとした計算では、ひっ算を使わずに頭の中で計算するようになってきました。こういうタイミングを逃さずに、「お、あっているね!」「速いね!」などと褒めます。

褒める、褒めるでどんどんと調子に乗せる(いい意味で)。これによって、本人の中で計算に対するポジティブな気持ちが育まれて、私は特に何もしなくても前向きになってきてくれたのでした。

長女に関しては、計算のみならず勉強一般についても同じようにしています。4年生から算数は予習シリーズを始めたのですが、問題をひとつ解くたびに「計算速くなってきたね!」「角度は理解早いね!」「和差算、もうわかっちゃったの!?」などと褒めたくっていたところ、明らかに算数に対する姿勢が変わってきました。

ちょっと難しい問題にも少し立ち向かおうとするようになり、「角度の問題、得意だから」と自ら言うようになってきたのです。

4年生の時にやりたい勉強についてはこちらにまとめているので、興味がございましたら併せてお読みくださいませ!

勉強に前向きにさせる促し方

親塾でお子さまに勉強させる場合は、ある程度幼い時期には「親がやらせる」で通用します。ですが、自我が育ってきたり勉強が好きじゃない場合は無理にやらせようとしても対立してしまうだけ。

どうすれば本人が、「自分のこと」として勉強できるようになるか、を考えないといけません。

その方法として、長男と長女で別のやり方を使ったというのが我が家で上手くいったやり方でした。

長男には理屈やメリットを伝え、本人の納得を得たうえで論理的に積み上げる作戦。

長女はことあるごとに褒めて、計算が大切であることに気付かせる作戦。

長女はまだ、計算ドリルを自主的にやるようなところまでは来ていませんが、6年生の銀本などをやる頃には計算スキルが高くなっていれば十分なので焦ってはいません。

この記事が参考になりましたら、幸いです。

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